プレスリリースのポイント
- 韓国発のOverProtocolとPocket Networkが提携し、Web3分散型インフラを強化
- 個人ノード運用やKRWステーブルコイン連携など、韓国Web3エコシステムの発展に向けた取り組み
- SuperBlockによる新ゲートウェイ展開と韓国市場へのインパクトに注目
韓国発!OverProtocolとPocket Networkが提携しWeb3分散型インフラを強化
韓国ソウルにて、OverProtocolがPocket Networkとの提携を発表しました。 韓国国内初のPocket Networkゲートウェイが登場し、Web3インフラのパフォーマンス向上やコスト削減、より幅広いアクセス環境の提供を目指します。
この提携は、韓国のWeb3企業やユーザーがより安全で分散化されたブロックチェーン環境を利用できるようになる大きな一歩です。
OverProtocolとは?
OverProtocolは、「個人デバイス上でフルノードの運用を可能にするよう設計されたLayer-1ブロックチェーン」です。 インフラ参加の民主化に注力し、なるべく軽量なシステム要件で誰もがノード運用に参加できることを目指しています。
また、「Web3ユーザーだけでなく非暗号資産ユーザーも参加し、実用的な価値を享受できるよう、OverFlexというリアルワールドバウチャーマーケットプレイスを含むエコシステム」を構築しています。現在、OverProtocolは世界143ヶ国で3,400以上の個人ノードが稼働し、1日のアクティブユーザー数(DAU)は15万人を超えています。
Pocket Networkとは?
Pocket Networkは、「Web3の分散型アプリケーション(dApp)向けにブロックチェーンデータへのアクセスを提供する分散型ブロックチェーンデータプラットフォーム」です。 リレーネットワークとして、dAppをフルノードと接続する役割を持ちます。
独自暗号資産のPOKTを用いてノードプロバイダーがアプリケーションリクエストを処理し、報酬を得る仕組みが整備されています。
パートナーシップの狙い―韓国Web3企業向け最新インフラとイノベーション
今回の提携を通じて、Pocket NetworkとOverProtocolはいずれも分散化され、安全でアクセスしやすいネットワーク構築による「ノード参加の民主化」を進めています。
Pocket Network Foundationは、トークンスワップ形式でOverProtocolに対してゲートウェイスループットへの補助金提供や技術支援も実施予定です。 SuperBlockおよびOverProtocolは、Pocket Networkエコシステム内で事業展開の幅を広げることができます。
SuperBlockが展開する新しいゲートウェイへの期待
SuperBlockは、OverProtocol向けプロダクトやツールを開発する韓国の企業です。今回の連携により、韓国初のPocket Networkゲートウェイとなりました。「これは、AWSが無料クラウドクレジットを提供する仕組みに近い」と説明されており、Web3スタートアップのインフラコスト低減に寄与します。
また、将来的に、SuperBlockがKaiaなどの地域におけるパブリックLayer-1チェーンの進展を活用するゲートウェイとして機能することを目指します。
KRWステーブルコイン連携
OverProtocolとPocket Networkは、韓国の規制基準に沿ったKRW(韓国ウォン)ステーブルコインの配布フレームワーク開発でも連携します。
KRWステーブルコイン配布のために両社がそれぞれの役割を担います。
- Pocket Networkは「分散型RPCインフラでネットワークの安定性とアクセス性を強化」
- OverProtocolは「KRWステーブルコインを実世界のユースケースに統合することで、その普及を推進」
OverProtocolとPocket Networkが目指す分散型Web3エコシステムの未来
OverProtocolは、独立したdAppアーキテクチャの実現に向け、完全に個人ノード上でホストされる分散型アプリケーション開発を長期的な目標としています。
今回の提携により、Pocket Network内での分散型CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)実現の可能性も高くなり、Web3インフラのさらなる発展が期待されます。
まとめ
OverProtocolとPocket Networkは、韓国を拠点にWeb3分散型インフラ構築のための新たな提携を発表しました。
韓国初となるPocket Networkゲートウェイが提供されることで、個人ノードによるLayer-1ブロックチェーン運用や、非暗号資産ユーザーも参加しやすいエコシステムの形成が期待されています。
あわせて、KRWステーブルコインの導入など、ブロックチェーン技術と実社会をつなぐ新しい取り組みも進行中です。
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