プレスリリースのポイント
- Midasと0GがAIブロックチェーン基盤でリアルワールドアセット(RWA)のトークン化へ提携
- Midasのオンチェーン金融商品と0GのAIネイティブLayer 1ブロックチェーンが連携
- 両社の協力により機関投資家や開発者、流動性プロバイダー向けの新サービスを展開
Midasと0Gが提携 ― トークン化とAIブロックチェーンでリアルワールドアセット(RWA)を革新
2025年7月1日、暗号資産のトークン化プロトコルを提供するMidasと、AIブロックチェーン技術を開発する0Gが戦略的パートナーシップを発表しました。この提携は、Midasのトークン化インフラと0Gの分散型AIネイティブ計算機能を組み合わせ、モジュラー設計による次世代のオンチェーン金融の実現を目指しています。
両社は、リアルワールドアセット(RWA)をインテリジェントに活用する新たなソリューションを共同開発し、今後の金融市場に新しい価値をもたらすことを目指しています。
トークン化とは?Midasが提供するオンチェーン金融商品とRWAの概要
トークン化とは、実際の資産や金融商品をブロックチェーン上のデジタル証明書へと変換する技術です。
Midasは、機関投資家グレードの戦略を追跡するトークン化証明書を発行するための、コンプライアンス対応プロトコルスイートを提供しています。
たとえば、mF-ONEやmMEV、mEDGE、mRE7YIELD、mBASIS、mTBILLなどのERC-20トークンは、それぞれ異なる戦略や資産の実績をトラッキングし、DeFiの組み合わせ可能性と伝統的金融の基準を兼ね備えています。
0GのAIネイティブブロックチェーンが実現する新しいDeFiの可能性
0Gは、AIネイティブアプリケーション向けに特化して構築されたモジュラー型Layer 1ブロックチェーンです。
- 高い計算処理能力
- 分散ストレージ
- 素早いスマートコントラクトの実行
- データ可用性
Galileoテストネットでは、2か月未満で1億7,000万件以上のトランザクションと1,300万件以上のアカウントが作成され、高いパフォーマンスと開発者からの大きな支持を証明しました。
この0Gの技術により、下記のようなDeFiの新しいユースケースが実現できます。
- オンチェーン融資Vault
- 自動化されたクレジットエクスポージャー
- AIによるリスク分析
両社の提携で拡がるユースケースとユーザーへのメリット
Midasは2025年第3四半期末に予定されている0Gのメインネット上で、コンプライアンス対応かつ組み合わせ可能なトークンを、AI駆動のワークフローとスマートコントラクト自動化に最適化されたモジュラー環境に導入します。
一方、0Gは、Midasの金融商品やVaultロジックを自社のAIレイヤーに統合し、機関投資家、開発者、流動性プロバイダーに対して大規模なスケールでサービスを提供できるようになります。
両社提携による主なユーザーメリットは次のとおりです。
- AIを活用したスマートコントラクトの自動化
- リスク分析の高度化
- 柔軟な戦略設定
- 多彩なユースケースの拡大
Midasと0Gについて
Midasは、認証されたプロトコルや規制されたカストディアンパートナーと連携し、リスク管理・法規制への準拠を徹底しています。
一方、0Gは分散型AIプロトコルとして、無限にスケーラブルなAIネイティブアプリケーションの基盤を構築しており、EVMおよび非EVMエコシステムとのシームレスな統合をサポートしています。
両社の共通ビジョンは、プログラム可能でコンプライアンスに準拠した金融インフラを、将来のAIアプリケーションとネイティブに相互運用可能にすることです。
まとめ
Midasは分散型プロトコルによるトークン化インフラを、0GはAIネイティブなLayer 1ブロックチェーンを提供し、次世代のオンチェーン金融を目指しています。Midasが扱う各種ERC-20トークンは従来の金融とDeFiを架橋し、0Gは高い処理性能と分散ストレージで安全性と信頼性を高めています。
今後、0Gのメインネット上でMidasのフルスタックが展開され、AIによる自動化やリスク分析など、新たなDeFiのユースケースが提供されます。
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