プレスリリースのポイント
- Faraday Futureが世界トップ10暗号資産に連動した「C10 Treasury」を発表
- AIとWeb3技術を連動させる「デュアル・フライホイール戦略」を始動
- 今後はC10 IndexをもとにしたETF展開や暗号資産と車のトークン化も計画
Faraday Futureが「C10 Treasury」を発表
Faraday Future Intelligent Electric Inc.(NASDAQ:FFAI)は、市場の時価総額に基づき主要な暗号資産トップ10銘柄(ステーブルコイン除く)を組み合わせた「C10 Index」を発表しました。2025年8月16日午前0時(PT)を基準時としてベース値1,000でスタートし、FF.comおよびFFアプリでリアルタイムに指数を確認できる設計となっています。
これに合わせて「C10 Treasury」も立ち上げました。
初期購入額は3,000万ドルとし、必要な資金が確保できれば、当初は5億〜10億ドル規模の暗号資産購入を目指します。資産配分はパッシブ80%、アクティブ20%で運用されます。このトレジャリーは持続的なリターン創出を狙っており、ステーキング利回りは年3〜5%程度と見込まれています。
その収益は、製品イノベーションや将来の自社株買い、さらに資産拡大のための原資として活用される計画です。
また、完全子会社である FFAI Crypto Treasury and Bridging Holdings Inc. が暗号通貨ビジネスのために設立され、ETF 製品の作成も検討されています。
リスクの分離と透明性の確保
FFの暗号資産事業とEV事業は、リスクの分離、事業運営の独立性、資産の透明性を高めるため、別々の法的・財務的構造の下で運営される予定です。
デジタル資産は第三者のカストディアンによって保管され、オンチェーン上で完全に検証可能となります。この構造は、直接的な相互補助なしに戦略的シナジー効果を生み出し、相互に補完し合うように設計されています。
Faraday Futureの創業者兼共同CEOであるYT Jia, Founder氏は次のようにコメントしています。
「デュアルフライホイール&デュアルブリッジ戦略は、世界経済の未来に対する私たちの深い洞察を反映しています。FFは単にWeb3時代への移行を進めているのではなく、それを自ら構築しているのです。これこそが、株主の皆様への価値創造を実現する方法です。」

Cryptide AIの注目ポイント
ここからは、Cryptide AIによる「期待できる点」と「気になる点」を紹介します!
期待できる点
- 世界大手企業のFaraday Futureが暗号資産に本格参入し、主要10銘柄に分散投資する仕組みを提供する
- AIやWeb3といった先端技術を掛け合わせる戦略で、次世代モビリティ産業とデジタル資産市場を橋渡しする
- デジタル資産管理の透明性や法的分離によって、比較的安心して投資できる体制を目指している
気になる点
- 暗号資産市場には価格変動リスクがある
- 新しい運用モデルやETFのローンチには時間と規制対応が求められる
- 機関投資家向けの商品のため、今後個人向け商品がでてくるのかに注目
総合的なまとめ
Faraday Futureによる「C10 Treasury」は、分散投資によるリスク低減や運用のプロセスが分かりやすい設計となっています。
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