プレスリリースのポイント
- Ju.comがTOKEN2049 Singaporeで新サービス「JuPay」を発表
- JuCardは200以上の国で利用可能な暗号資産対応カード
- JuLifeなど日常生活につながるWeb3サービスを展開予定
Ju.comが「JuPay」を発表
シンガポールで開催中の「TOKEN2049 Singapore」にて、暗号資産取引所Ju.comがPlatinum Sponsorとして初登場し、新たなグローバル決済ゲートウェイ「JuPay」を発表しました。
このサービスは「取引」から「日常生活」までをカバーし、暗号資産と実際の消費をシームレスにつなげることを目指しています。
JuCard：200以上の国で使える暗号資産対応カード
JuCardはVisaとMasterCardのネットワークにつながり、200以上の国と地域で利用可能です。
マルチ通貨の即時決済に対応しており、オンラインショッピングやオフラインでの購入にも利用できます。また、低手数料で透明性の高い決済明細が提供され、暗号資産を直接日常の支払いに結びつけるツールとして注目されています。
JuPayの主要機能：オンランプから送金、QR決済まで
「JuPay」は多彩な機能を備え、個人ユーザーから加盟店まで幅広くサポートしています。
主要機能をまとめると下記のようになります。
- Fiat Onramp：複数の地域と通貨に対応し、ユーザーは口座へ即時入金して直接取引を開始できます。これにより、煩雑な中間プロセスを省略可能です。ただし、利用可否は各国の規制に依存します。
- Global Remittance：競争力のあるレートで、国境を越えた迅速な送金を実現します。個人送金から企業決済まで、暗号資産と従来の銀行口座間でシームレスに資金を移動できます。
- QR Code Payments：Web2とWeb3をつなぐ決済手段です。ユーザーはスマホでコードを読み取るだけで、支払いや受け取りが可能。すべての取引は暗号化され、ブロックチェーン資産と法定通貨口座を1つのインターフェースで利用できます。例えばシンガポールのカフェでは、ユーザーがJuPayでQRを読み込むと、ウォレット内のUSDTが即座にSGDへ換算され決済が完了します。
- Merchant Dashboard / POS：ワンクリックで導入でき、店舗は注文管理・返金処理・分析ツールをバックエンドから利用可能。これにより統合コストを大幅に削減できます。JuPayは、Web3決済ネットワークを事業者に開放します。
現在、JuPayはP2P取引、即時購入、法定通貨オンランプ、国際送金、QR決済に対応しており、取引から支払いまでを一貫してカバーするエコシステムを実現しています。
JuLife：日常生活とWeb3を結ぶ新モジュール
近日リリース予定の「JuLife」は、航空券、ホテル予約、携帯チャージ、ショッピング、エンタメ、ゲームなどを1つのアカウントでまとめて管理できるサービスです。これにより、暗号資産の活用は投資や取引の枠を超えて日常支出まで広がります。
JuPayが目指す未来
JuPayはWeb3ユーザーだけでなく、既存のWeb2加盟店や一般消費者にも対応しています。
真の国境を越えた決済ネットワークの構築を視野に入れ、「完全な決済ループ」の実現を目指しています。加盟店ダッシュボード、POSシステム、JuLifeなどの拡張により日常生活と取引の橋渡しを行います。
今後の予定
10月2日にはJu.com CEOのSammi Li氏がTOKEN2049のステージに登壇し、「JuPay」と「Point. Click. Trade.」の哲学をもとに、グローバル決済とブロックチェーンの新しい関わり方について語る予定です。
Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します！
分かりにくい用語などを解説
- Fiat Onrampとは？
- 法定通貨（円やドル）を暗号資産に変えるための仕組み。現金を直接アプリにチャージできる。
- Global Remittanceとは？
- 国際送金のこと。暗号資産を一度介すことで低コストかつ短時間で送れる仕組み。
- QRコード決済と何が違うの？
- 従来のQRコード決済と同じ操作だが、支払い元が暗号資産になりその場で法定通貨に変換される。
気になる点をピックアップ解説
「既存の加盟店にどれくらい普及するのか？」という部分をピックアップ解説します。
Web3決済はまだ普及途上ですが、JuPayはPOSシステムやダッシュボードで加盟店が簡単に導入できる仕様です。VisaやMasterCardと連携するJuCardと併用することで、利用環境が整えばより広く浸透する可能性があります。
総合的なまとめ
Ju.comが発表した「JuPay」は暗号資産を日常生活に結びつける決済サービスです。フィアットのオンランプ、国際送金、QRコード決済などを備え、さらにJuLifeで日常の生活支出にも対応します。加盟店向けの仕組みも整っており、暗号資産を使った決済体験が広がる可能性があります。暗号資産を投資から生活へと拡張していく試みといえます。
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