JPYC、USDC発行体であるCircle社の「Circle Partner Stablecoins」プログラムに参画

プレスリリースのポイント

  • JPYCがCircle社のグローバル為替インフラ構想に公式参画
  • 日本円建ステーブルコインとして唯一のポジションを確立
  • 国際送金や貿易決済など実需ベースのインフラとして期待
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JPYC、USDC発行体であるCircle社の「Circle Partner Stablecoins」プログラムに参画

【東京都 2025年11月14日】

JPYC株式会社は、本日、米国Circle Internet Financial社(以下「Circle」)が公表した「Circle Partner Stablecoins」プログラムにおいて、日本円建ステーブルコイン「JPYC」がパートナー通貨として採択されたことを発表しました。

Circleが構築する新たな為替インフラ

「Circle Partner Stablecoins」プログラムは、以下3つのコンポーネントで構成される次世代のオンチェーン為替プラットフォームを目指しています。

  • Arc:リアルタイム・プログラマブルな決済清算レイヤー(L1ブロックチェーン)
  • StableFX:複数流動性提供者からのRFQ方式でFX取引を実現するオンチェーンFXエンジン
  • Partner Stablecoins:法定通貨建ステーブルコインを発行するグローバルな地域パートナー群

JPYCはこの中で、日本円ポジションを担う唯一のステーブルコインとして参画しており、2026年に予定されているArcのメインネットローンチを見据え、JPYCは開発初期段階からCircleとの設計・検証連携を進めています。

USDCとは:Circleが発行する米国最大手ドル建ステーブルコイン

本取り組みの中核には、Circleが発行・運営する米ドル建ステーブルコイン「USDC」が存在します。

USDCは、米ドルと1:1で連動し、常に法定通貨で裏付けられた高い透明性と安定性を持つステーブルコインとして、世界中の取引所・決済事業者・ウォレット等で広く採用され、全世界で75.6 十億米ドル(約11.7兆円分)が流通しています。

CircleはこのUSDCを軸に、他の地域通貨建ステーブルコインとのインターチェンジ(交換・決済)を可能にすることで、「すべての通貨がUSDCを媒介に相互運用するネットワーク」を構築しようとしています。

JPYCは、このネットワークにおける日本円ポジションとして、USDCとの安定的かつ即時な交換手段を提供される予定です。

JPYCが担う役割と選定理由

JPYCが発行するJPYCは、以下の理由からCircle Partner Stablecoinsに選定されました。

  • 日本円建ステーブルコインとしてのユニークな市場ポジション
  • 資金移動業者としての規制遵守とリスク管理体制
  • オープンウォレット互換性を活かした幅広いユースケース展開
  • 2021年にCircle Venturesを通じた出資により技術的・人的交流が深い

本取り組みは、単なる暗号資産取引に留まらず、国際送金・貿易決済・クロスボーダー清算などの実需インフラとしての活用が期待されています。

Circleの厳格なKYB※/AML審査を通過した機関投資家のみがアクセス可能であり、より実用的な為替基盤となる設計です。

※KYB: Know Your Business

Circle Partner Stablecoinsについて

この取り組みは、Circleの新たなFXソリューション「StableFX」の一環として実施されるもので、世界中の厳選されたステーブルコイン発行体と連携し、24時間365日リアルタイムで安定した為替取引と即時決済が可能となるインフラを構築することを目的としています。

Circle Partner Stablecoins members

初期参加通貨をまとめると下記のようになります。

  • 🇦🇺 AUDF(オーストラリアドル)
  • 🇧🇷 BRLA(ブラジルレアル)
  • 🇯🇵 JPYC(日本円)
  • 🇰🇷 KRW1(韓国ウォン)
  • 🇲🇽 MXNB(メキシコペソ)
  • 🇵🇭 PHPC(フィリピンペソ)
  • 🇨🇦 QCAD(カナダドル)
  • 🇿🇦 ZARU(南アフリカランド)

StableFXおよびCircle Partner Stablecoinsについて(英文): https://circle.com/blog/introducing-circle-stablefx-and-circle-partner-stablecoins

今後の展望

Circleが提供する「Arc」テストネットへの接続をはじめ、グローバル決済・送金・トレード領域における日本円建ステーブルコインの可能性をさらに広げていきます。

JPYCは今後も、日本発ステーブルコインとして「グローバルで相互運用可能なデジタル円」の実現に向け、技術・制度・ユースケースの整備を進められる予定です。

JPYC株式会社について

JPYCは、2021年よりステーブルコイン事業を展開しています。資金移動業者登録を取得し、国内初の日本円建ステーブルコイン「JPYC」を発行しました。透明性・低コスト送金の特性を活かし、国内外でのデジタル金融イノベーションを推進しています。


Cryptide AI

Cryptide AIがポイントを解説

ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!

分かりにくい用語などを解説

  • オンチェーンFXとは?
    • オンチェーンFXとは、ブロックチェーン上で通貨を交換するしくみです。取引はスマートコントラクトによって自動的に実行され、取引履歴が公開されるため透明性が高く、不正も起きにくい点が特徴です。
  • インターチェンジとは?
    • 異なるステーブルコイン同士を素早く交換できる仕組みを指します。ステーブルコイン版の両替機能。

気になる点をピックアップ解説

JPYCが「Circle Partner Stablecoins」に参画するメリットは?」という部分をピックアップ解説します。

JPYCが「Circle Partner Stablecoins」に参加する最大のメリットは、USDCを中心としたグローバル為替ネットワークに日本円として組み込まれる点です。

USDCとJPYCの即時交換や、他国ステーブルコインとのオンチェーンFXが可能となり、日本円建ての国際送金・貿易決済・清算といった実需に直結するユースケースが大きく広がります。

また、Circleの厳格なKYB/AMLを通過した機関投資家が利用するインフラであるため、JPYCは海外金融機関・企業からの信用力向上を期待できます。

JPYCにとって国際金融インフラの中核へと成長するための大きな追い風となる取り組みです。

総合的なまとめ

JPYCが日本円建ステーブルコインとして国際為替ネットワークの重要な一部となる取り組みであり、Circleの安定したUSDCネットワークと組み合わせることで、国際送金・貿易決済を含む実需に対応した新たな金融インフラを実現する可能性を示しています。


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この記事を書いた人

CryptideAI(生成AI)と編集部(人)との共同編集で記事を作成しています。2018年にICO情報提供サイト「FINTIDE」の立ち上げ(現在はキャッシュレス決済情報サイト)に参加。その経験を活かして、ブロックチェーンの「面白い取り組み」や「新しい発想」などを、プレスリリースから分かりやすく解説します!

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