プレスリリースのポイント
- 世界初のトラストレス共同パートナープラットフォーム「MIRAI-X」を正式ローンチ
- 不動産などの実物資産(RWA)をブロックチェーンでトークン化し、一般投資家にも開放
- 高い透明性と規制遵守を実現し、日本とドバイを拠点にグローバルな投資機会を提供
世界初のトラストレス共同出資プラットフォーム「MIRAI-X」が正式ローンチ
東京とドバイに拠点を置く投資アドバイザリー企業、Assets Advisors Capital(AAC) は、2025年10月9日に世界初のトラストレス共同出資プラットフォーム「MIRAI-X」を正式にローンチしました。
このプラットフォームは、実物資産(RWA:Real World Asset)のトークン化を目的とした分散型エスクローシステムで、従来は政府系ファンドや国際的機関投資家のみがアクセスできたランドマーク資産や高級ホテルへの投資機会を、一般投資家にも開放することを目指しています。
「TOKEN2049 Singapore 2025」でローンチが発表され、日本が規制金融とグローバルなWeb3エコシステムをつなぐ重要な役割を担っていることを示しました。
MIRAI-Xとは?ブロックチェーンが変える不動産投資の仕組み
MIRAI-Xでは、Stellarブロックチェーンを活用し、ノンカストディアル(非保管型)のスマートコントラクト・エスクローを採用しています。
投資資金は、Assets Advisors Capitalによって独立的に検証されたマイルストーンが達成された場合にのみ資金が解放される仕組みで、詐欺、遅延、資金の不正管理といった、従来の不動産取引における長年のリスクを低減します。
また、ブロックチェーン上で進捗状況をリアルタイムに追跡できるため、高い透明性と監査性を実現しています。これにより、投資家は安心して不動産トークン化プロジェクトに参加できます。
MIRAI-Xの特徴と強み
MIRAI-Xの主な特徴をまとめると下記のようになります。
- スマートコントラクト型エスクロー:資金は分散型エスクローで安全に管理され、マイルストーンの確認後にのみリリースされます。
- ブロックチェーンの透明性:進捗状況をリアルタイムで追跡でき、取引記録は改ざん不可能です。
- コレクティブ・レバレッジ:資本をプールすることで、共同交渉による有利な条件や価格体系へのアクセスを可能にします。
- コンプライアンス重視のフレームワーク:日本、UAEなど、各国の金融規制に準拠する形で設計されています。
- USDC決済:安定したステーブルコインによる迅速かつ国境を越えた検証可能な決済を実現します。
AACのCEOであるFawzi Hamze氏は、次のようにコメントしています。
「投資家が初めて、特別な資産――ランドマーク的なホテルや象徴的なタワーなどの一等地不動産、スーパーカー、そしてこれまでごく一部の人々にしか手の届かなかった美術品――の共同パートナーとなるのです。MIRAI-XのDeFiエスクロー技術によって、当社のプラットフォームは条件が確認された場合にのみ資金を解放します。これにより、投資家はあらゆる段階で自信と安心を得ることができます。」
初期プロジェクト:ドバイの大型開発案件に参加可能
MIRAI-Xでは、初の関心表明(EOI)案件がすでに公開されています。
第1弾はUAEのWynn Casino地区近隣で進められる複合都市開発プロジェクトで、総額は約57億ドル規模。さらに32億ドル以上の新規案件も予定されています。
案件概要:
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Fairmont Residences
- 最低投資額1万ドル、想定利回り8〜10%+資産価値上昇30〜40%を目標。500戸以上の高級レジデンス(完成予定:2028年第4四半期)
- Fairmont Residences 詳細を見る
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Fairmont Hotel
- 最低投資額2万ドル、年間利回り10〜12%を目指し、フェアモントによる運営(完成予定:2029年第4四半期)
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Legacy Palaces
- 最低投資額20万ドル。ウィン・カジノUAE隣接地にわずか8棟のみ建設される超限定物件で、3〜4倍の資産価値上昇を目指す(完成予定:2028年第4四半期)
- Legacy Palaces 詳細を見る
信頼性を支えるインフラとパートナーシップ
MIRAI-Xは、信頼性の高い規制監督と実績ある企業パートナーによって支えられています。
法的整合性、資本保全、運用の透明性、規制遵守を確保しつつ、複数投資家による共同出資を可能にしています。
- 安全な決済手段:投資家はUSDCを用いて世界中から参加可能。さらに、2028年にはDeFiエスクロー向けにJPYCの導入も予定しています。
- 安全なエスクローサービス:Draper Universityの支援を受けるTrustless Workを通じて提供され、マイルストーン達成に応じた資金リリースと機関投資家レベルの保護を実現しています。
- 戦略的パートナーシップ:ウィン・カジノ地区の準政府系デベロッパーであるArdee Developmentsと連携。
- ライセンスおよび規制監督:Assets Advisors Capitalは、以下の機関によるライセンスと監督のもとで運営されています。
- VARA(ドバイ仮想資産規制庁)
- ADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)
- RAK ICC(ラスアルハイマ国際企業センター)
- DED Dubai(ドバイ経済開発局)
- RAK Freezone(ラスアルハイマ・フリーゾーン)
Assets Advisors Capitalについて
Assets Advisors Capital(AAC)は、東京とドバイに拠点を置く投資・アドバイザリー企業です。厳格なコンプライアンスのもと、不動産・デジタル資産・国際投資構成の分野でクロスボーダーな投資アクセスを提供しています。
MIRAI-Xは、同社が手掛ける代表的なRWAプラットフォームであり、ブロックチェーンエスクローと規制監督を融合させ、機関投資家および個人投資家に新たな不動産投資の道を開いています。

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
- RWA(リアルワールドアセット)とは?
- 実際に存在する不動産や絵画などの資産をデジタル上で表すトークンに変える仕組みのことです。ブロックチェーン上で所有権を扱えるようになります。
- エスクローとは?
- 第三者が資金や契約を一時的に管理し、条件を満たした時にだけ実行する仕組みです。MIRAI-Xではこれをスマートコントラクト技術で自動化しています。
- USDCとは?
- アメリカドルと連動する値動きを持つステーブルコインで、価格が安定しているのが特徴です。国際送金や投資決済で使いやすい通貨です。
気になる点をピックアップ解説
「なぜMIRAI-XはStellarを採用しているのか?」という部分をピックアップ解説します。
Stellarは国際送金ネットワークとして設計されており、取引手数料が非常に低く、処理速度も速いのが特徴です。MIRAI-Xのように複数国の参加者が関わる不動産投資プラットフォームには、この安定性とスピードが適しています。国際送金であればXRPも選択肢として挙げられますが、XRPは主に送金専用でスマートコントラクトや条件付き送金機能が弱いです。Stellarは「トークン化された実物資産(RWA)」を直接発行・管理可能なため採用されたと考えられます。
総合的なまとめ
MIRAI-Xは、ブロックチェーン技術と分散型エスクローを組み合わせることで、不動産トークン化の新たな可能性を切り拓く革新的なプラットフォームです。安全性・透明性・アクセス性を兼ね備え、世界中の投資家に新たな投資機会を提供しています。
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