プレスリリースのポイント
- 釜山市民向けのWeb3ウォレット「Bidan Jumuni」(仮称「Silk Pouch」)の開発を発表
- Bdan、Hashed、Npayという異なる分野の3社が協力
- 各社、自社の技術と経験を生かし、釜山市民に革新的なデジタル金融サービスの提供を目指す
プロジェクトの概要
韓国・釜山において、市民向けの分散型デジタルウォレットの共同開発に向けたパートナーシップが発表されました。
Busan Digital Asset Exchange(Bdan)、グローバルなブロックチェーン投資企業Hashed、およびNaverのフィンテック部門Npayは、釜山市民向けに設計された分散型Web3ウォレット「Bidan Jumuni」(仮称:「Silk Pouch」)の開発に関する正式な契約を締結しました。この取り組みは、釜山市民に安全かつ便利なデジタル金融サービスを提供するための大規模なWeb3イニシアチブの一環として進められます。
目的と背景
今回のパートナーシップは、Bdanが主要な運営者として釜山市民の視点に立ったサービス創出に取り組むとともに、Hashedがその豊富なWeb3技術(NFTチケット発券、分散型ID認証、デジタル資産インフラ設計など)の知見を活かし、Npayが3,400万⼈以上のユーザーを抱える決済インフラおよび、金融・決済・商取引分野における運用経験を活かし、釜山市民に革新をもたらすことを目的としています。また、ウォレット開発に留まらず、釜山市民にとって意味深い技術支援型体験を提供するための追加サービスについても検討されます。
各社の役割と強み
- Bdanは、韓国唯一の第4世代ブロックチェーンベースの分散型デジタル資産取引所であり、地方自治体主導でありながら、100%民間資本によって運営される国内初の取引所で、釜山広域市のグローバルデジタル金融及びブロックチェーンハブ都市開発計画のアンカー企業として、市民参加を基盤としたサービスの提供をリードします。
- Hashedは、2017年設立のWeb3ベンチャーキャピタルとして、世界各地のスタートアップや分散型プロトコルへの投資・研究に注力しており、今回のプロジェクトではそのベンチャー構築部門ShardLabを通じ、確かな実績をもとに技術支援を行います。
- Npayは、2015年にNaver Corporationにより立ち上げられ、現在はNaver Financialとして運営されています。Naver PayはNaverエコシステム上で安全かつ迅速な支払い、資産管理、送金のサービスを提供し、3,400万人以上のユーザーに利用されるデジタル決済サービスとして、今回のウォレット開発におけるユーザー体験の円滑化を担います。
参加企業からのコメント
BdanのCEOであるSangmin Kim氏は、次のように述べています。
「NpayとHashedとともに釜山のデジタル未来に向けてこの革新的な第一歩を踏み出すことができて嬉しいです。韓国初の現実資産に裏付けられたデジタル資産取引所の成功的な立ち上げを主導した企業として、Bdanは今後もデジタル経済の先駆者として釜山を牽引していきます。」
また、HashedとNpayは共同声明において、次のようにコメントしています。
「このパートナーシップは、釜山市民にとって実質的なイノベーションをもたらすことを目指しています。」
まとめ
釜山市民向けに分散型デジタルウォレット「Bidan Jumuni」の開発が進められることになりました。
このプロジェクトは、Busan Digital Asset Exchange、Hashed、Naverのフィンテック部門Npayが協力して行うもので、釜山市民に安全で便利なデジタル金融サービスを提供することを目指しています。
それぞれの企業が持つ強みを生かし、釜山市民にとって革新的な技術体験を提供する取り組みです。今回の共同開発は、地域社会にブロックチェーン技術を役立てる意思のもと進められており、各社はこれからも協力して新たなサービス開発を推進していく予定です。
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