プレスリリースのポイント
- Bybitが、新しいCSRプロジェクト「Bybit Rising Fund」を設立
- 教育分野を中心にグローバル規模で地域ごとの社会課題を解決するイニシアティブ
- 初心者や学術関係者を対象とした暗号資産教育や奨学金、ハッカソンの開催など多角的な支援を展開
Bybit Rising Fundとは?
Bybitは、教育を通じた社会貢献を目指す新たなCSR(企業の社会的責任)プロジェクト「Bybit Rising Fund」を設立しました。
BoliviaやSouth Africa、Nordic諸国の首都など、4大陸15以上の地域で活動を展開します。従来の一時的な慈善活動から、教育を中心とした、相互に利益をもたらす持続的なパートナーシップへと考え方をシフトし、地域社会に長期的な恩恵をもたらす活動を目指しています。
Bybitによるグローバル教育支援の取り組みと特徴
Bybit Rising Fundは暗号資産業界に新たなCSRの基準を提示します。 主な特徴は、単なる善意ではなく実践的な教育機会の提供に重きを置いている点です。賞金プールの一部を教育プログラムや奨学金、地域に根差したハッカソンなどへ直接投じ、学術機関、研究者、開発者、クリエイター、学生が複雑なブロックチェーンの概念やユースケースを理解しやすくする取り組みを支援します。
また、中南米、東南アジア、中東・北アフリカ、ヨーロッパといった多様な地域で、それぞれに最適化されたプログラムを展開。地域ごとにタスクフォースを設け、各地のニーズに合わせて「誰もが利益を得られる教育の機会」を創出します。
WSOT2025とRising Fundの連携
このRising Fundは、Bybitが毎年開催する「World Series of Trading(WSOT)」2025の一環として実施されます。 WSOTは暗号資産分野で最も伝統あるグローバルなトレーディング大会で、世界中の数百万人の参加者を持つイベントです。
今年は「Rewrite & Reshape(書き換え、再構築)」をテーマに、取引技術だけでなく、社会貢献も大きな軸となっています。これまでの集中管理型から、地域ごとにCSR賞金プールの管理権限を分散し、各地域独自の教育課題や社会課題により直接的に貢献する仕組みへと進化しました。
暗号資産の初心者向け教育プログラム
Bybit Rising Fundは、暗号資産に関心を持つ初心者の方が安心して学ぶことができる土壌を提供しています。
具体的な取り組みは次のとおりです。
- 初心者向けブロックチェーンと暗号資産のブートキャンプの開催
- 複雑なブロックチェーン技術をわかりやすく学べる初心者向けの教育コンテンツ
- 教育支援が届きにくいコミュニティに対する奨学金による教育支援の強化
- 暗号通貨業界のコアプレイヤーを結集し、イノベーションを促進する共同ハッカソン
これにより、暗号資産やブロックチェーンへの理解とアクセスのハードルを下げ、業界全体の裾野を広げることを目指しています。
Bybit共同創業者兼CEOであるBen Zhou氏は、次のようにコメントしています。
「Rising Fundは、は、単なる善意のジェスチャーにとどまらず、現実世界での教育支援を通じて WSOT の遺産を拡大させるという当社の取り組みを示すものです。戦略的パートナーシップを通じて、Bybit は持続的な価値を創出し、暗号資産を現実社会における実用性と社会的流動性を促進する力として位置付けています。」
CryptideAIによる注目ポイント
「期待できる点」と「気になる点」をまとめると下記のようになります。
期待できる点
- グローバル規模での暗号資産教育と新たな支援基準の設定
- 初心者や学術関係者にも幅広い学習機会や奨学金を提供
- 地域ごとに最適化された教育プログラムと分散型のCSR運用
気になる点
- 地域によって教育支援の浸透度に差が出る可能性がある
- 初心者への教育内容が十分に分かりやすく提供されるか
- 急速なテクノロジーの発展に教育内容が追いつくかが課題
総合的なまとめ
Bybit Rising Fundは、暗号資産に関心のある多くの人に教育のチャンスを提供し、業界全体の成長をけん引しようとする新しい社会貢献モデルです。特に地域ごとにカスタマイズされた実践教育や奨学金の存在は今後も注目されそうです。教育支援の実効性やわかりやすさ、地域格差には今後の運営改善が期待されます。
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