プレスリリースのポイント
- Compass MiningがOnmineと提携し、Texasの新施設で10MWのBitcoinマイニングを開始
- 電力価格リスク分担や収益共有によるエンタープライズ向けサービスを拡充
- Giga Energyの最新空冷モジュール型データセンターを導入し運用効率を向上
Texasで10MWのBitcoinマイニング施設を稼働
Bitcoinマイニングの大手インフラ企業Compass Miningは、Onmineと提携し、Texasで新たな10メガワット(MW)規模のマイニング施設を完全稼働させたことを発表しました。
今回のプロジェクトでは、Compass Miningが現地オペレーションの管理、収益の共有、そして電力価格リスクの分担を行い、運営モデルの垂直統合を図っています。7月末にはフルキャパシティでの稼働を達成し、今後は2025年10月までに施設の全10MWをエンタープライズ顧客向けのホスティングへと切り替えていく予定です。
この新施設では、Compass Miningは自社の機器を設置し、性能を検証するとともに、顧客のオンボーディングプロセスを効率化しています。
日常的な運営だけでなく、まず自社でマイニングを行い、その後顧客ホスティングへ移行する中で、電力価格リスクや収益責任も担う初めての拠点です。
Compass MiningのホスティングサービスディレクターのKaroon Mackenchery氏は、次のようにコメントしています。
「このパートナーシップは、Compass Mining が単なるホスティング・マーケットプレイスから、フルスタックのマイニング・インフラ運営企業へと進化していることを示しています。当社が日々の運営だけでなく、電力価格のリスクや収益責任まで引き受けるのは、今回が初めてです。まず自社でマイニングを行い、その後に顧客向けホスティングを提供します。このような役割を担えるのは、大規模なパフォーマンスを提供してきた実績と、エンタープライズ顧客との信頼関係の積み重ねがあってこそです。」
新たなマイニング施設のメリット
新たなマイニング施設では、Compass Miningが施設の運営だけでなく、電力価格のリスクや収益責任も担っています。
Onmineは、施設の確保、送電網への接続を迅速化し、さらにGigaの先進的な空冷コンテナ製品ラインを統合することで、持続可能な10MWの容量を記録的な速さで稼働開始しました。
これにより、ERCOT(現地の電力会社)内で競争力ある料金で、電力契約の管理や高度なモニタリング、稼働率保証を含むターンキー型ホスティングソリューションをエンタープライズ顧客に提供できるようになりました。
この発表は、IowaおよびWest Texasでの拡張に続くものであり、Compass Miningは今後も全米規模でエンタープライズ向けマイニング施設のネットワークを拡大していく方針です。個人マイナーから大規模機関顧客まで、多様なニーズに対応する体制を整えつつあります。

Cryptide AIの注目ポイント
ここからは、Cryptide AIによる「期待できる点」と「気になる点」を紹介します!
期待できる点
- 垂直統合型で、安定した運営とコスト競争力のあるサービスを提供
- OnmineとGiga Energyのテクノロジーを利用した最新データセンター導入により信頼性と拡張性が確保される
- 電力会社との連携で電力供給に対する安心感につながる
気になる点
- 電力価格の変動リスクは依然存在する
総合的なまとめ
Compass MiningとOnmineの提携によるTexasの10MWマイニング施設稼働は、マイニングインフラ業界においてまた一歩前進した事例です。電力リスクの分担や収益共有、先端技術の導入により、今後もエンタープライズ顧客への価値提供が期待されます。
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