プレスリリースのポイント
- 2025年9月にソウルで世界的なWeb3カンファレンス「EastPoint:Seoul 2025」が開催される
- アメリカの政策リーダーや規制当局、TetherやCircleなどの暗号資産企業が登壇
- 本音が語られる「クローズド・ラウンドテーブル」で実務的な議論が行われる
EastPoint:Seoul 2025
2025年9月22日、ソウルのグランドハイアットホテルにて、世界中のWeb3リーダーが集うカンファレンス「EastPoint:Seoul 2025」が開催されます。
主催は、韓国発のWeb3ベンチャーキャピタルである Hashed、韓国経済新聞グループ傘下の Bloomingbit、そして The Korea Economic Daily です。今回のイベントは、世界的な政策決定者や大手暗号資産企業の経営陣が集い、ブロックチェーンとデジタル金融の未来を語り合う場として注目されています。
米国政策リーダーと規制当局の参加
今回の登壇者には、アメリカのデジタル資産政策をリードする人物が名を連ねています。
- 大統領デジタル資産諮問委員会副委員長 Harry Jung氏
- トランプ政権下でホワイトハウスのデジタル資産政策責任者を務めたテザー社のデジタル資産・米国戦略戦略顧問 Bo Hines氏
両者は「米国がWeb3を受け入れる道:政策シグナルから世界的リーダーシップへ」と題されたパネルに参加し、ワシントンにおけるデジタル資産と規制環境の変化について、第一線の視点から知見を提供します。
また、トランプ大統領家族と共にワールド・リバティ・ファイナンシャルを共同設立した Steve Witkoff氏も出席予定です。
さらに、米国CFTC(商品先物取引委員会)の代行議長 Caroline Pham氏が登壇し、「分断された世界におけるグローバル暗号資産規制への実務対応:金融機関はどう備えるべきか」と題した基調講演を担当します。国際的に揺れ動く規制環境に、金融機関がどう対応するべきかを深く掘り下げる内容です。
ステーブルコインのリーダー企業が示す未来
世界最大級のステーブルコイン発行企業である Tether(USDT) と Circle(USDC) も本イベントに登壇します。
- Tether:「プログラマブル決済:日常取引へのステーブルコイン統合」をテーマに、ステーブルコインの具体的な活用事例にフォーカス
- Circle:「機関投資家向け商品:ETF、トークン化資産、ステーブルコイン」にてグローバル戦略や機関投資家向け取り組みを紹介
EastPointの特色
EastPointの大きな特徴は、従来の大規模スピーチに代えて『クローズド・ラウンドテーブル』に重点を置いている点です。
- 少人数(5〜6人規模)のグループに分ける
- 政策や資本、技術といった重要課題について深く議論する
- 公の場では出にくい率直な意見交換が可能
主催者は次のように説明しています。
「このラウンドテーブルは、業界の専門家同士が、聴衆やメディアに合わせて回答をカスタマイズする必要なく、真摯で戦略的な対話の場を創出することを目的としています。Web3におけるグローバルなコラボレーションを促進するために設計された、他に類を見ないプラットフォームです。」
世界的企業・プロジェクトの参加
本イベントには、Sui、Solana、Aptos、Avalanche、LayerZero といった主要ブロックチェーンプロジェクトが参加しています。さらに、Anchorage Digital、EigenCloud、Caladan、Digital Asset Holdings、Ripple、Chainlink、Kite AI、Magic Newton、BitMEX、A41、Pudgy Penguin など、多様なWeb3・フィンテック企業も参加します。
参加者の顔ぶれからも、ブロックチェーン領域の広がりがうかがえます。
Hashed CEO Simon Seojoon Kim 氏は次のように語っています。
「私たちは今、ブロックチェーンとデジタル資産が金融、文化、そして政策と真に融合する歴史的な転換点に立っています。EastPointは単なる対話の場にとどまらず、新たなデジタル金融時代への出発点として機能します。」
Bloomingbit CEO Sanha Kim 氏もコメントしています。
「EastPoint はステージ上でのスピーチだけではありません。密室でのリアルな対話が重要です。このイベントは、政策立案者、資本提供者、そしてテクノロジーリーダーたちが、デジタル金融の複雑な課題に対する共同の解決策を模索する、稀有な機会を提供します。私たちは、これが韓国を世界のWeb3エコシステムの中心に位置付ける決定的な瞬間になると確信しています。」

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
- ステーブルコインとは?
- 法定通貨(米ドルなど)に価値を固定させた暗号資産で、価格が安定しているのが特徴です。
- CFTCとは?
- アメリカの商品先物取引委員会で、金融商品の取引を監督する機関です。暗号資産の規制にも関わっています。
- ラウンドテーブルとは?
- 少人数で議論する形式で、公式な講演より深い会話がしやすい方法です。
気になる点をピックアップ解説
「韓国の市場にTetherやCircleがなぜ積極的に関わるのか」という部分をピックアップ解説。
韓国はデジタル決済が進んでおり、若い世代の暗号資産利用も増えています。ステーブルコインを取り入れることで実際の支払い分野に浸透しやすく、市場拡大にも直結します。
総合的なまとめ
EastPoint:Seoul 2025 は、Web3の未来について世界中のリーダーが直接議論する場であり、ブロックチェーン技術やデジタル金融の発展を後押しするハブとなることが期待されています。韓国から発信されるこの取り組みは、アジアだけでなくグローバルなWeb3エコシステムに大きな影響を与えるでしょう。
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