プレスリリースのポイント
- デジタル資産向けクロスチェーン決済プロトコル「Everclear」がNEAR Foundationと戦略的パートナーを締結
- Everclearは複数チェーン間の効率的な流動性移動を実現し、デジタル資産経済の統合に貢献
EverclearとNEAR Foundationが提携
デジタル資産向けのクロスチェーン決済・クリアリングプロトコル「Everclear」が、NEAR Foundationとの戦略的投資およびパートナーシップを発表しました。この協業により、両チームはNEARの先進技術を用い、長期的にクロスチェーン決済・クリアリング市場の発展を目指します。
Everclearとは?
Everclearは、ブロックチェーン間の効率的な流動性移動を可能にする、初のクロスチェーン決済・クリアリングプロトコルです。従来の金融におけるVisaやSWIFTのように、複数の分散型ネットワーク間の資産のやりとりや決済プロセスを簡単にし、デジタル資産経済の断片化を防ぎ、統合的なエコシステムの形成に貢献しています。
EverclearはNEAR Foundationをはじめ、複数の著名な投資家から支援を受けています。
NEAR Foundationとは?
NEAR Foundationは、AIを活用したハイパフォーマンス・AIネイティブ型のブロックチェーン基盤を提供しており、「ユーザー主導のAI」「インテントとチェーン抽象化」「シャーディング構造のブロックチェーン」という3つの中核要素を組み合わせています。
今回のEverclearへの資本提供では、サービスに対する需要増加への対応として解決者資本や戦略的投資が行われ、CLEARコミュニティへの積極的な支援が表明されました。また、両プロジェクトは人間とAIにとっての流動性統合が重要な使命であり、NEARの技術統合によるさらなる拡張が見込まれています。
インテントベースの相互運用性を推進
クロスチェーンインテント市場は、新たなブロックチェーンの登場やステーブルコインの爆発的な増加により、急速な拡大傾向にあります。取引手数料は0.01%という低水準で、決済時間も数秒と速いため、今後大きな成長が予想されています。
Everclearは、総取引量がすでに10億ドルを超えており、DeFiにおける新たなプリミティブ(基盤機能)として、双方向のクロスチェーン流動性フローを明確かつ相殺された形で、ゼロコストで実現できる仕組みを導入しています。今後は、NEARの技術スタックと統合し、プロトコル内の流動性を拡大していく予定です。
Everclearの圧倒的な成長実績と今後の展望
2025年3月以降、Everclearは第2四半期に111%の成⻑を記録し、1月から50倍にまで成長を遂げ、累計取引高は10億ドルを突破しました。対応チェーン数もSolanaを含む23へと増加し、主要DeFiプロトコル「Li.Fi」や「Across」との連携も実現しています。
Everclear FoundationのCEO、Dima Khanarin氏は、次のようにコメントしています。
「NEAR Foundationとの提携により、Everclearは流動性を拡大し、今後12か月で月間数十億ドル規模の取引量を目指すことが可能になります。Robinhoodのような新しいアプリチェーンの登場や、数百種類のステーブルコインの普及により、デジタル資産のクロスチェーンクリアリング市場は1兆ドルを超える規模に達する見込みです。」
まとめ
クロスチェーン決済分野で注目される「Everclear」と「NEAR Foundation」が協業したことで、デジタル資産市場のさらなる発展が期待されています。
Everclearは複数のブロックチェーン間で資産のやりとりを効率化し、NEAR FoundationはAIを活用した技術と投資で流動性統合を後押しします。
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