MapleStory Universe、開発者ツールにより「無限のIP(知的財産)プレイグラウンド」を拡大

メイプルストーリー宇宙が無限のIPプレイグラウンドを拡大!開発者ツールとレガシーIPの拡張

プレスリリースのポイント

  • NEXPACEはブロックチェーン技術を活用した新しいゲームプロジェクト「MapleStory Universe」を推進
  • NEXPACEはプレイヤーをビルダーへ、IPをエコシステムへと進化させる取り組みを推進
  • MapleStoryなどNEXONの複数人気IPを統合したマルチIP戦略を推進
目次

MapleStory Universeとは?

MapleStory Universe(MSU)は、NEXONが手がける「メイプルストーリー」をベースにした、新世代のブロックチェーンゲームプロジェクトです。

MSUは、Meta playを通じて「Infinite IP Playground(IIPP)」ビジョンを具現化する一連の新たな開発内容を発表しました。MSUの目標は、プレイヤーが単なる消費者に留まらず、ビルダー(創造者)としてエコシステムに参加できるようにすることです。

NEXPACE CEOのSunyoung Hwang氏は、次のようにコメントしています。

「『The Infinite IP Playground(無限のIPプレイグラウンド)』は、単なるアイデアではなく、すでにエコシステムになりつつあります。ゲームロジックのAPIからビルダーツール、新しいIPからオープンインフラまで、MSUは創造性、所有権、そしてコミュニティを中核とする新たなゲームモデルの基盤を築いています。」

MSUは、創造性、所有権、そしてコミュニティを重視した新しいゲームモデル作りを進めています。

APIとビルダーツールによる開発者支援と新たな可能性

MSUは、MapleStoryでおなじみの成長メカニクスであるアイテム強化に特化した、初のゲームプレイロジックAPI「Enhancement API」を公開しました。

Smithyというサービスは、このEnhancement APIを実際の環境で完成させ、テストを行うMeta play Services上の最初のプロトタイプとなります。このロジックを使って、ビルダーが独自の戦略ツールやサービスを自由に開発可能です。

ビルダーエコシステムの躍進とインフラの強化

APIの開放後、50を超える独立したチームが、MSUエコシステム内でダッシュボード、ギルドツール、予測アプリ、マーケットプレイスなどの開発に本格的に取り組み始めています。

内容をまとめると下記のようになります。

  • Builder Center
    • 開発者のオンボーディング、API 統合、モジュール式のオン/オフチェーン ツールのための新しいポータル
  • Permissionless Chain
    • スマートコントラクトとdAppsを展開するために、あらゆるビルダーが利用可能なブロックチェーンレイヤー
  • Chainlink CCIP統合
    • 異なるブロックチェーン間でデジタルアイテムをシームレスかつ安全に利用できるようになる

また、詳しい内容は今後段階的に明らかにされる予定ですが、MSUに新たにNEXONの有名ゲームフランチャイズが追加され、多様なIPが一つのエコシステムに統合される予定です。

2025年のロードマップは、下記のようになっています。

  • 8月:エコシステム支援ポリシー・API強化
  • 9月~11月:サードパーティアプリやサービス導入
  • 12月:Builder Centerのローンチ、APIスイート拡張、新たなMapleStory N冬アップデート

NEXPACEについて

NEXPACEはアブダビに拠点を置く革新的なブロックチェーン企業であり、ブロックチェーン技術とNFTを活用して、コミュニティ主導のエコシステムを構築するIP拡張イニシアチブを先導しています。

NEXPACEは、「透明性・セキュリティ・信頼」の原則に基づき、コミュニティが主導するエコシステムの構築に力を入れています。 創造的な表現を奨励する文化を育むことで、NEXPACEは安全かつ協調的な環境の中でエコシステム参加者を一つにする、活気あるデジタルコミュニティの実現を目指しています。

ポイント整理

「期待できる点」と「気になる点」をまとめると下記のようになります。

期待できる点

  • MapleStoryなど人気ゲームIPを基盤とした透明性や所有権を重視する新しいゲーム体験が期待できる
  • ビルダーや開発者向けのAPIや支援制度が整備され、ユーザー参加型エコシステムが拡大していく
  • マルチIP統合やインフラ強化により、より多様で奥行きあるゲーム・サービス展開が可能となる

気になる点

  • 新しい技術や仕組みによる慣れが必要になるが、公式サポート体制の拡充が予定されている
  • 多くの独立チームによる開発でサービスの質や安全性が課題となる可能性があるが、今後のセキュリティ強化が方針として掲げられている
  • エコシステムの拡大に時間がかかる可能性があるものの、段階的なロードマップにより計画が進められている

総合的なまとめ

MapleStory Universeは、従来型のオンラインゲームの枠を越えたオープンなゲームエコシステムを目指す新しいプロジェクトです。ブロックチェーンやNFT、APIを活用しながらユーザー参加型に進化していく計画のため、ゲーム・暗号資産に詳しくない方も今後の動向に注目してみる価値があります。公式のロードマップやサポート体制も充実しつつあり、幅広いユーザーにとってもチャレンジしやすい環境が作られていくことが期待できます。

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