プレスリリースのポイント
- 「METABORAがLINE NEXTのDapp PortalにおけるWeb3ゲーム開発の中核パートナーに
- LINE Messenger上で利用できるDapp Portalにより、1億人超ユーザーが分散型アプリ(Mini Dapp)型ゲームにアクセス可能
- BORAトークンやガスアブストラクション技術の活用拡大、今後ステーブルコインやWeb3エコシステムの発展へ
METABORAとLINE NEXTがWeb3ゲームで戦略的パートナーシップを締結
カジュアルゲーム開発会社でブロックチェーンプロジェクトも手がけるMETABORAは、LINEのグローバルWeb3エコシステムの構築を目指すベンチャー企業LINE NEXTと戦略的パートナーシップを発表しました。 この提携により、METABORAはLINE Messengerを基盤としたDapp Portalを活用し、Web3ゲームの展開を本格化させていきます。
Dapp Portalとは?LINE Messengerで使えるWeb3ゲームとMini Dapp
Dapp Portalは、KAIAエコシステム上に構築された分散型アプリケーション(Mini Dapp)を、LINE Messengerアプリ内から直接利用できるプラットフォームです。今年1月のサービス開始以来、累計ユーザー数が1億人を突破するなど、大きな注目を集めています。
Dapp Portalの主な特徴は下記の通りです。
- KAIAエコシステム上に構築
- LINE Messengerアプリ内で利用可能
- 新しいMini Dappアプリのインストールが不要
- 分散型アプリ(Mini Dapp)でゲームやソーシャル機能を展開
LINE NEXTはWeb3ゲームへのアクセス性を高め、プラットフォームを通じたマーケティング支援も行います。
METABORAのBORAトークン活用拡大とガスアブストラクションとは
今回の提携において重要なのが、METABORAが提供するBORAトークンのユーティリティ拡大です。 今後リリース予定のゲームタイトルでは、ユーザーがゲーム内アイテムの購入などにBORAを利用できるよう決済インフラを整備します。
BORAトークン活用拡大およびガスアブストラクションのポイントは以下になります。
- ゲーム内決済インフラのBORA対応
- ガスアブストラクション導入でブロックチェーンの手数料用意が不要に
さらに「ガスアブストラクション」技術を導入することで、ユーザーはブロックチェーンの手数料(ガス代)を自ら用意せずに、BORAでシームレスに決済可能になる予定です。この機能は年内後半に実装予定です。
今後の展望:ステーブルコインやWeb3エコシステムの進化
METABORAとLINE NEXTは、USDTといったステーブルコイン利用を可能にする新インフラの研究・開発にも継続的に取り組み、Dapp Portalを中心としたLINEエコシステム内でのWeb3ゲーム体験をより便利にする計画です。これにより、BORAトークンの価値もBORA Chain内にとどまらず、Web3全体での活用が進められます。
METABORA共同代表 Lim Young-Jun氏は、次のようにコメントしています。
「膨大なユーザーベースを持ち、グローバルなWeb3ゲーム市場で目覚ましい進展を遂げているLINE NEXTと提携できることを嬉しく思います。当社の強力な開発パートナー・ネットワークを活用し、質の高いゲームを慎重に選定してDappポータルに提供し、Web3ゲームが一般層に広がる先進的な事例を共に築いていきます。」
LINE NEXTのCSOであるKim Woosuk氏も、次のようにコメントしています。
「METABORAとの今回の提携を通じて、Mini Dappにおける成功事例を創出することを期待しています。今後は、ゲームのオンボーディングや全体的なユーザーの決済環境を改善するために、USDTステーブルコインの対応を含め、さまざまな面で緊密に連携を続けていきます。」
まとめ
METABORAとLINE NEXTがWeb3ゲーム分野で戦略的パートナーシップを締結し、Dapp Portalを活用した新たなゲーム体験の提供を開始すると発表しました。
Dapp Portalを通じて、LINE Messengerの多くのユーザーが分散型アプリ(Mini Dapp)に直接アクセスできる環境が整備されます。BORAトークンやガスアブストラクションといった技術進化により、Web3ゲームがより身近で便利になるだけでなく、今後はステーブルコインやWeb3エコシステム全体への発展も期待されます。
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