プレスリリースのポイント
- NominisがMastercard Fintech Competitionで「製品イノベーション賞」を受賞
- Nominis Vueにより70以上のブロックチェーンでリアルタイム監視やKYTが可能
NominisがMastercard Fintech 「製品イノベーション賞」受賞
ブロックチェーンインテリジェンス企業Nominisが、ベルリンで開催されたMastercard Fintech Competitionにおいて「製品イノベーション賞」を受賞しました。同社は今年2つ目のMastercard賞を受賞しました。
Nominisは、暗号資産スタートアップや法執行機関で利用されているプラットフォームであり、その高度な技術力と革新性が評価されました。
審査員は、Nominisが提供する、オンチェーンデータとダークウェブ・ディープウェブ、オープンソース、そして行動シグナルといったオフチェーンインテリジェンスを組み合わせた、世界初のリアルタイムKYTプラットフォームを高く評価しました。
ブロックチェーンインテリジェンスとKYTとは?
ブロックチェーンインテリジェンスとは、仮想通貨やブロックチェーン上で行われるトランザクション(取引)について詳細に監視し、リスクを検出する技術です。特にKYT(Know Your Transaction)は、トランザクション単位でのリスク管理を可能にします。
通常のKYTツールはブロックチェーン上のデータ(オンチェーン)分析が中心でしたが、Nominisはダークウェブやディープウェブといった、表に出にくい情報源(オフチェーン)からも幅広く情報を集め、より精度の高い監視を実現しています。
Nominis Vueの主な機能と最新のリアルタイム監視
Nominisの中核となるプラットフォーム「Nominis Vue」には、ブロックチェーントランザクションのリアルタイム監視機能が備わっています。仮想通貨ウォレットの取引やトレーディング、マイニングなど、70以上のブロックチェーンに対応し、疑わしい挙動を自動で検出。さらに、マネーロンダリングや制裁回避のパターンをフラグ付けし、ケース管理や自動調査、リアルタイムリスクスコアリングなどの機能も充実しています。
なぜ今リアルタイムKYTが重要なのか?
近年、DubaiやSingaporeなど世界の多くの国や地域で、仮想通貨関連の規制が強化されています。これに伴い、暗号資産の取引においてもリアルタイムでのリスク監視・KYTが業界標準となりつつあります。
Nominisは、スタートアップや規制当局がこの変化に適応し、適切に対応できるよう支援しています。
Nominisが業界にもたらす安心と信頼
Nominisは、「トランザクション一つ一つが暗号資産インフラの安全性に直結する」と捉え、プラットフォームを通じてより安全なブロックチェーン環境の構築に貢献しています。
NominisのCEOであるSnir Levi氏は、次のようにコメントしています。
「Nominisは、オフチェーンのリスクがまずダークウェブやソーシャルメディアなどで顕在化する2025年の現実に向けて設計されました。ほとんどのKYTツールはその点を想定していません。今回の受賞は、70以上のブロックチェーンにわたり、リアルタイムで取引の全体像を把握できるという、私たちのアプローチの正しさを証明するものです。」
まとめ
Nominisは、Mastercard Fintech Competitionにおいて「製品イノベーション賞」を受賞しました。
独自のKYT技術と70以上のブロックチェーン対応によるリアルタイム監視で、金融および暗号資産業界に安心と信頼をもたらしています。
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