プレスリリースのポイント
- Pivotal Trend Service(PTS)がRepublicと提携し、日本発のBitcoinマイニング型デジタル証券を発表
- 新商品「Pivotal Mining Note(PMN)」は、実際のマイニングインフラに裏付けられた長期運用型のBitcoin投資商品
- 日本発のインフラベース投資を世界市場に展開する試みとして注目
PTSがRepublicと提携し日本初のBitcoinマイニング型デジタル証券を発表
【日本・横浜 2025年10月29日】
2025年10月29日、横浜に本社を置くインフラ企業 Pivotal Trend Service(PTS) は、デジタル証券のグローバル投資プラットフォーム Republic との戦略的提携を発表しました。
PTSは、Bitcoinマイニングインフラに裏付けられた日本初のデジタル証券を準備しており、Republicのプラットフォームを通じて米国の証券規制(Regulation DおよびRegulation S)のもとで提供する予定です。
この取り組みにより、国際的な投資家に対して法令に準拠した長期的なBitcoinエクスポージャーを提供します。
Pivotal Mining Note(PMN):実際のマイニングに基づくBitcoin投資商品
新たに発表された投資商品 Pivotal Mining Note(PMN) は、Regulation D Rule 506(c)およびRegulation Sに基づき提供されるデジタル証券です。
日本拠点のPTSが発行し、Republicのプラットフォームを通じて米国の適格投資家および対象となる国際投資家に提供されます。
PMNを通して、投資家はハードウェアの設置や市場タイミングを気にせず、プロフェッショナルに運用されるマイニングによって 長期的かつ構造的なBitcoinへのエクスポージャー を得ることができます。
PMNは投機的または合成的な金融商品とは異なり、「実際のマイニングインフラ」によって裏付けられています。
運用期間は3年間を予定しており、その間に投資家は ハッシュパワーから直接生み出されたBitcoin を受け取る形になります。これにより、ドルコスト平均法の利点を生かしつつ、機関投資家レベルの信頼性を持つ投資体験が実現します。
PMNの主な特徴とメリット
PMNの仕組みには、以下のような特徴があります。
- 規律あるBitcoin蓄積:3年間の構造により価格ボラティリティの影響を平準化し、短期的な投機要素を排除します。
- 通信グレードの信頼性:日本の通信業界で15年以上の実績を持つPTSが構築・運営するため、高い安定性が期待できます。
- 日本発・米国準拠:日本拠点のPTSが構造設計・発行を行い、Reg DおよびReg Sの適用除外を活用してグローバル投資家がアクセス可能。二次市場での取引性も確保しています。
- 実際のBitcoin分配:投資家は実際にマイニングされたBitcoinを透明に受け取ることができます。
- ステーブルコインによる申込み:USDCなどのステーブルコインを利用することで、スムーズな投資手続きが可能です。
PTSのCEOであるDoer Qu氏は次のようにコメントしています。
「PMNは、実体あるインフラに基づき、コンプライアンスによって保護され、グローバル展開を前提に設計された、新しいタイプのビットコイン投資商品です。Republicとの提携を通じて、私たちは機関投資家レベルのマイニング事業を、リテールおよび機関投資家の双方に長期的価値をもたらすトークン化金融商品へと変換しています。ステーブルコインを基盤とした投資や規制されたデジタル資産が勢いを増している現在の環境において、PMNは規律あるビットコイン蓄積のための、具体的かつ運用実績に裏打ちされたソリューションを提供します。私たちは、日本の次なる金融輸出が株式や債券に限られず、ブロックチェーンを活用した専門的に運用される投資機会を含むことを示せることを誇りに思います。」
日本発のデジタルインフラ投資が世界へ
この提携は、日本発のインフラベースのデジタル資産を世界に発信する重要な一歩を意味します。PMNは短期的な価格変動ではなく、長期運用・資産保有に焦点を当てたBitcoin投資のモデルを提示しています。
Republicが持つデジタル証券の提供ノウハウと、PTSの通信インフラ運用技術を組み合わせることで、規律あるBitcoin投資の新しい形を世界に提示しています。
Pivotal Trend Service(PTS)について
Pivotal Trend Service Co., Ltd.(PTS) は、日本を拠点に通信およびデジタル資産インフラ分野で事業を展開している企業です。大手通信キャリア向けに重要なエンジニアリングサービスを提供してきた実績を持ち、2024年にはブロックチェーンインフラへと事業転換を果たしました。
システム安定性やモニタリングの強みを活かし、プロフェッショナルなBitcoinマイニング運用を行っています。PTSはグローバル投資家がより安全で透明にデジタル経済へ参加できる機会を創出しています。
Republicについて
Republic はニューヨークに本社を構えるグローバル金融企業で、規制に準拠したデジタル資産投資プラットフォームを運営しています。一次発行から二次取引までをカバーし、小口投資家や機関投資家に対してプライベートマーケット投資や資産運用など幅広い金融サービスを提供しています。
Republicは、Valor Equity PartnersやGalaxy Interactiveなどから支援を受け、150ヶ国以上で300万人規模のコミュニティと2,000社を超える企業ポートフォリオを持ちます。
これまでにグループ全体で30億ドル以上の投資を実行し、米国、英国、EU、UAE、韓国などにも拠点を展開しています。
証券関連業務は、OpenDeal Inc. 傘下の OpenDeal Broker LLC(登録ブローカーディーラー/FINRAおよびSiPC会員)が実施しています。登録情報はFINRAのBrokerCheckおよびForm CRSで確認可能です。
なお、証券投資には元本全額を失う可能性があるため、投資前には提供ページのリスク開示を必ずご確認ください。

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
- Regulation Dとは?
- 米国証券法の特例規定で、一般公開せずに一部の「適格投資家(高所得・高資産層)」に限定して証券を販売できる仕組みです。証券取引委員会(SEC)への正式登録を省略しながらも、法的に認められた投資募集を行えます。
- Regulation Sとは?
- Regulation Dと対になるルールで、米国外の投資家を対象にした証券販売の特例です。アメリカの法律に従いながらも、海外の投資家に販売できる仕組みです。PMNではこの制度を活用し、日本や他国の投資家にも参加できるようにしています。
- Bitcoinマイニングとは?
- Bitcoinの取引データを検証し、新しいブロックを作る作業のことです。これを行うと報酬として新しいBitcoinがもらえます。PMNではこのマイニングから得たBitcoinを投資家に分配します。
気になる点をピックアップ解説
「PMNを利用する際のリスクは?」という部分をピックアップ解説します。
PMNは実際のマイニングに基づく商品であるため、マイニング報酬の変動リスクや電力コスト上昇の影響を受けます。また、Bitcoinの価格下落時には、蓄積したBitcoinの価値自体が下がるリスクもあります。商品は米国証券法の枠組み(Reg D・Reg S)を通じて提供されるため、規制変更や税制の影響を受ける可能性もあります。
元本保証ではなく、場合によっては投資額の全損失もあり得るため、リスク理解が前提となります。
総合的なまとめ
PTSとRepublicの提携は、伝統的なインフラ運用と最先端のブロックチェーン金融技術を融合した取り組みです。日本企業が主導する形で、法令に準拠した信頼性の高いBitcoinマイニング投資をグローバルに展開するという点で、デジタル資産投資の新しいモデルとして注目を集めています。
参考URL:

