プレスリリースのポイント
- アフリカ発の分散型レンディングプラットフォーム「JamFi」がプレセール開始
- M-Pesaとの連携やユーザー保護を重視したトークノミクス設計が特徴
- $JAMIトークンの実社会での利用例を明確に設計
JamFiとは?
JamFiはEthereum(イーサリアム)上に構築され、$JAMIトークンを基盤として、金融サービスが十分に行き届いていない地域に新たなクレジット(信用供与)の仕組みを提供しています。
このプラットフォームは、アフリカで広く使われているモバイル決済サービス「M-Pesa」と統合されており、利便性・実用性が評価されています。プレセールの段階から多くの投資家や注目を集めており、アフリカの金融革命をリードする存在として期待されています。
JamFiプレセール概要
JamFiはシードラウンドで40万ドルを調達し、現在は1トークン0.02ドルという早期プレセールの段階にあります。プレセール後期にはトークン価格が0.08ドルまで上昇予定で、2026年初頭にはUniswapで0.10ドルの上場を目指しています。
発行される$JAMIトークンの総数は10億枚に限定されており、流動性やレンディングプールに40%、早期投資家には1年のベスティングを条件に20%、チームに15%、マーケティングに10%、トレジャリーに10%、エアドロップに5%が割り当てられています。
また、ユーザーの利益を守るため「バイバック&バーン機構」が取り入れられ、トークンの価格安定が図られています。
「バイバック&バーン機構」とは、プロジェクトが自らのトークンを市場から買い戻し(Buyback)、その後にそれらを焼却(Burn)する仕組みです。これにより流通するトークンの供給量が減少し、結果としてトークンの希少性が高まることが期待されます。
JamFiトークン設計
- 発行される$JAMIトークンの総数は10億トークン
- 40%:流動性およびレンディングプール
- 20%:初期投資家(1年間のベスティング)
- 15%:チーム
- 10%:マーケティング
- 10%:トレジャリー
- 5%:エアドロップ
JamFiのサービス内容と仕組み
JamFiは、2つの選択肢を用意した分散型レンディングを展開しています。まず、ライセンスを持つ実店舗により提供される「従来型担保ローン」。そして、ETHやUSDTといった暗号資産を担保に、本人確認を最小限に抑えたDeFiローン(スマートフォンから簡単に利用できるインターフェース)です。
- 従来型担保ローン:ライセンスを持つ実店舗が提供
- DeFiローン:ETHやUSDTなどを担保にした、本人確認最小限のローン
特に、ナイロビやラゴスといったアフリカの主要都市では、ETHやUSDTを担保にしてJamFiを利用し、M-Pesaで直接返済できます。これにより、従来の銀行に頼らずにスピーディーなクレジット取得が可能です。
ステーキングと報酬、エアドロップの仕組み
JamFiでは、USDCやETHなどの資産をステーキングしたり、流動性プールにロックしたりすることで、借り手による返済から利回りを得ることができます。また、トークン解禁後1ヶ月以内にステーキングを行った早期参加者には、追加エアドロップを受け取る資格があります。
透明性と安全性への取り組みと規制対応
JamFiは、安全性と規制への準拠を重視しています。すべてのローンには130%のオーバーコラテライズ(過剰担保)を設定し、担保価値が下がった場合には利用者へ通知し、48時間の猶予期間を設けたうえで清算を行う仕組みとなっています。
また、スマートコントラクトはSmart Decによる監査をを完了しており、ケニア中央銀行や南アフリカのFSCAと連携しながら、暗号資産金融サービスに関するライセンス取得を進めています。返済が滞った際には、担保資産をOTCや取引所経由で清算し、貸し手を保護しています。
JamFiの安全性・規制対応の主なポイント
- すべてのローンで130%のオーバーコラテライズ(借入額よりも多くの担保を差し入れること)
- 担保価値下落時は利用者に通知、48時間の猶予期間を設置
- スマートコントラクト監査(Smart Decによる監査完了)
- ケニア中央銀行や南アフリカのFSCAと連携し規制対応
- 担保資産はOTCや取引所経由で清算
JamFiのロードマップと今後の展望
JamFiのロードマップは、2025年から2027年に向けて段階的な成長を描いています。2025年第2四半期から2026年第1四半期にかけてプレセール、MVPのテスト、M-Pesaの統合やステーキング開始を行い、2026年第2〜第3四半期にはUniswap上場やモバイルアプリの公開、WapiPayとの統合、コミュニティDAO(分散型自治組織)の計画も進められています。
また、EUやラテンアメリカ市場へも進出し、2027年には中央集権型取引所への上場や現地企業向けB2Bレンディングの展開も視野に入れています。
今後の主なマイルストーン
- 2025年第2四半期~2026年第1四半期
- トークンプレセール
- MVP(最小実用プロダクト)のテスト
- M-Pesaとの統合
- ステーキング機能の開始
- 2026年第2四半期~第3四半期
- Uniswapへの上場
- モバイルアプリのリリース
- WapiPayとの統合
- コミュニティDAOの計画開始
- 2026年第4四半期
- 高度なDeFi機能のローンチ
- EUおよび中南米市場への進出
- 2027年第1四半期
- 中央集権型取引所(CEX)への上場
- 地元企業向けB2Bレンディングソリューションの提供開始
実社会での$JAMIトークンの利用例
$JAMIトークンは、すでに実社会での活用に向けて整備が進められています。ケニアやその周辺国のユーザーは、農業機器や教育サービスなど、統合されたマーケットプレイスを通じて$JAMIでの購買ができる予定です。
例えば、南アフリカの学生が$JAMIでオンライン講座に参加したり、ウガンダの農家が手ごろな資金で農具を入手したりといった利用例が想定されています。これらは、従来の銀行サービスを必要としない画期的な取引を可能にしています。
まとめ
JamFiは、アフリカ地域の金融アクセス課題を解決することを目指した分散型レンディングプラットフォームです。
独自のトークノミクスやM-Pesa連携、高い安全性と確かな規制対応を通じて、実社会での活用を目指しています。
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