プレスリリースのポイント
- 米ドル裏付けの規制準拠ステーブルコイン「USDG」が暗号資産決済インフラTransakで利用可能に
- ユーザーは銀行振込やカード決済を通じてUSDGにアクセス可能
- 欧州規制「MiCA」に完全準拠し、透明性と安全性を確保
グローバル規制対応ステーブルコイン「USDG」がTransakに上場
USDGは、米ドルを裏付け資産としたグローバルなステーブルコインであり、Paxos Digital SingaporeおよびPaxos Issuance Europeによって発行されています。
発行元のPaxosはPayPalやMercado Libreといった大手企業のステーブルコインソリューションを支えてきた実績を持ち、シンガポール金融管理局(MAS)から「主要決済機関(MPI)ライセンス」の認可を受けており、世界でも有数の厳格な金融規制の下に置かれています。
Transakでの利用開始
大手暗号資産決済インフラであるTransakは、初めてUSDGに直接アクセスできる主要なオンランプの1つとなりました。
これにより、銀行振込、クレジットカードやデビットカード、Google PayやApple Payなどを利用して、ユーザーがUSDGを購入できるようになります。複雑なコンプライアンスやカストディの処理はTransakが担うため、利用者は居住地を問わずスムーズにUSDGを取得可能です。
規制対応とMiCAの意義
USDGは、米国拠点の事業者が発行したステーブルコインとして初めてMiCAに完全準拠し、フィンランド金融監督庁(FIN-FSA)の規制を受けています。
MiCAは厳格な準備金の裏付け、毎月の証明報告、償還保証、そしてEU金融当局による監督を義務づけています。
USDGのビジネスユース
USDGは、金融機関、決済代行業者、そして開発者向けに特別に設計された、エンタープライズグレードのステーブルコインです。
1対1での償還が可能で、米国債など高品質な流動性資産に裏付けられています。企業はコンプライアンスを満たしたデジタルドルを自社の支払いフローや決済インフラに組み込むことが可能になります。
USDGがTransakで利用可能になったことで、ユーザーと企業は共に、規制の厳しさと世界的な利便性を兼ね備えたステーブルコインにアクセスできるようになります。
Transakについて
Transakは、ステーブルコインと暗号資産向けの決済インフラを提供しています。Virtual Account APIとコンプライアンス対応の決済基盤により、アプリは自社プラットフォーム上でユーザーのオンボーディング、国際送金、複数当事者間の決済フローをシームレスに実現できます。
現在、450以上のアプリに統合され、世界で1,000万人以上のユーザーに利用されています。Transakは銀行振込、カード、地域ごとの決済手段、ステーブルコインを通じて、法定通貨と暗号資産の双方向取引を可能にしています。
Global Dollar Networkについて
Global Dollar Networkは、世界で最も急成長しているステーブルコインネットワークです。
米ドル連動のステーブルコイン「Global Dollar(USDG)」を基盤としており、これはPaxos Digital SingaporeとPaxos Issuance Europeによって発行されています。
パートナーには、Anchorage Digital、Bullish、Kraken、OKX、Paxos、Robinhood、Worldpayなど業界を代表する企業が名を連ねています。USDGは個人利用だけでなく、金融機関や決済事業者、開発者向けにも設計されたエンタープライズ対応のステーブルコインです。

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
- ステーブルコインとは?
- 法定通貨の価値に連動する暗号資産で、値動きが安定しているデジタル資産です。
- MiCAとは?
- EUが定めた暗号資産の包括的な規制。投資家保護と透明性を重視したルールです。
- オンランプって何?
- 現金やカード決済から暗号資産を購入するための仕組みを指します。
気になる点をピックアップ解説
「なぜUSDGは米国発行なのにEU規制MiCAに準拠できているのか?」という部分をピックアップ解説します。
これは発行元がシンガポールや欧州の法人を通じて運営しているためです。加えて、EU内の規制機関(FIN-FSA)の監督を受けることで、MiCAに則った透明性と信頼性を確保しています。
総合的なまとめ
USDGは規制に準拠した米ドル裏付けのステーブルコインであり、Transakの上場によって世界中で利用が広がります。規制に準拠した形で世界中のユーザーと企業がアクセスできるステーブルコインは、デジタルマネーの新しい基準を示しているといえます。
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