プレスリリースのポイント
- WSPNとdtcpayがステーブルコイン対応のVisaカード「WUSD Card」を発表
- 米ドルまたはステーブルコイン「WUSD」でチャージが可能
- デジタル決済と従来の金融システムの融合を目指した取り組み
WUSD Cardとは?ステーブルコインと米ドルをチャージ可能なVisaカード
Worldwide Stablecoin Payment Network(WSPN)とdtcpayは、これまでにない新しいカード「WUSD Card」を共同で発表しました。
このカードは、ステーブルコイン「WUSD」または米ドル(USD)をチャージできるVisaカードで、世界中の数百万の加盟店で利用可能となります。
暗号資産に詳しい人だけでなく、従来の金融からデジタル決済へ移行し始めているユーザーにも使いやすい設計が特徴です。チャージ方法を「WUSD」か「USD」から選択でき、利用者に柔軟な決済手段を提供します。
日常生活でのステーブルコイン利用を推進
この提携は、ステーブルコインを日常生活の決済手段へと普及させる大きな一歩とされています。
WSPNの創業者兼CEOのRaymond Yuan氏は、次のようにコメントしています。
「WUSD Cardは、ステーブルコインを実世界の金融商品へと製品化していくという私たちのコミットメントを体現しています。ステーブルコインが新しい決済手段から統合された金融ソリューションへと進化する中で、私たちはスケーラブルでグローバルな影響力を持つように、そのユースケースを標準化することに注力しています。dtcpay とのこのカードイニシアティブは、ステーブルコイン技術を企業や消費者が頼れる実用的な日常製品に組み込んでいることを示す好例です。」
また、dtcpay Group ChairmanのBand Zhao氏は次のように述べています。
「WUSD Cardによって、ステーブルコインはもはや単なる概念ではなく、現実的で信頼でき、日常的に使えるものであることを証明しています。WSPN とのパートナーシップは、デジタル金融と伝統的金融の融合における新たな標準を打ち立てるものです。」
WSPNについて
「WSPNは次世代のステーブルコイン・インフラを提供し、より安全で効率的かつ透明性の高いグローバル決済エコシステムの構築に尽力しています。
主力の「WUSD」は米ドルに1:1で裏付けられているため、安全性と透明性を備えています。同社はWeb3と伝統的な金融を橋渡しし、分散型金融や機関投資家向けの資金管理など幅広い用途をサポートしています。
dtcpayについて
dtcpayは、シンガポール金融管理局(MAS)の認可を受け、Payment Services Act(PSA)の下でDigital Payment Token(DPT)サービスを提供する規制対象の主要決済事業者です。
安定したデジタル決済サービスを提供し、個人や企業が未来の決済手段を活用できる環境づくりを進めています。

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
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ステーブルコインって何?
値動きが大きいビットコインなどと違い、米ドルのような法定通貨と等しい価値を持つ暗号資産です。安定して使えるように設計されています。 -
Visaカードとどうつながるの?
WUSDや米ドルをチャージすると、通常のVisaカードと同じようにお店やオンラインで支払いができます。 -
規制下の決済機関って安全?
シンガポール金融管理局の認可を受けた企業なので、一定のルールの中で事業を運営しています。これは信頼性の指標のひとつといえます。
気になる点をピックアップ解説
「WUSDをどの程度、実用的に利用できるのか?」という部分をピックアップ解説します。
米ドルと1:1で裏付けがあり、世界中のVisa加盟店で利用できる設計は実用性を高めます。ただし、まだ提供時期や利用可能な地域の詳細が明らかではなく、実際の普及度は今後の展開次第です。
総合的なまとめ
WUSD Cardは、ステーブルコインや米ドルをチャージして日常生活で使える新しい決済手段です。
WUSD Cardの機能、提供時期、利用開始のタイムラインについては、今後の発表を待つ必要がありますが、デジタル決済と従来の金融システムが融合する新しい形を多くの人が体験できる可能性があり、今後の展開に注目です。
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