プレスリリースのポイント
- XRPL Commons・Flare・EasyAの3者が戦略的協業を発表
- XRPLの流動性とFlareのクロスチェーン機能が連携し、新しいDeFi活用が可能に
- EasyAが開発者コミュニティを支援し、次世代のブロックチェーン利用を後押し
XRPL Commons・Flare・EasyAが戦略的協業を発表
XRP Ledger(XRPL)は、10年以上にわたり大規模かつ安定的に稼働してきたブロックチェーンであり、低コスト・高速な決済処理やトークン化への対応力から、世界的にも効率性や流動性で高い評価を得ています。
さらに最近ではEVMサイドチェーンの拡張により、コンポーザビリティとプログラマビリティが強化され、XRPLはトークン化やDeFiアプリケーションのためのより広範な金融インフラへと急速に進化しています。
XRPL Commonsの企業導入ディレクターであるOdelia Torteman氏は次のようにコメントしています。
「XRPLはそのスピード、流動性、そしてエンタープライズ級のインフラによって際立っています。Flareを統合することで真のコンポーザビリティが実現し、私たちの基盤は本格的なDeFiエコシステムへと拡張されます。XRPLの流動性豊富なプラットフォームとFlareの分散型データの強みを組み合わせることで、新たなDeFiの可能性が開かれるのです。開発者は資産トークン化のユースケースを外部データと安全に接続できるようになり、大規模な普及へ向けた大きな一歩となります。」
Flareとの統合がもたらす可能性
Flareは分散型のオラクル機能やクロスチェーンの相互運用プロトコルを備えており、複数のブロックチェーンをつなぐ役割を担います。XRPLとFlareが協力することで、現実社会とブロックチェーンを結びつける新しいユースケースの創出が期待されています。
- トークン化資産とRWA(現実資産):Flareの検証可能なデータを活用し、XRPL上でトークン化された金融商品を発行・管理
- クロスチェーン金融:Flareの証明機能を通じて、XRPLの流動性を活用したレンディング、ストラクチャード商品、イベント連動型コントラクトを実現
- コンポーザブルなインフラ:XRPLの流動性とFlareの外部データを組み合わせ、ブロックチェーンと現実世界をつなぐdAppを構築
Flare Head of Growth の Max Luck氏は次のようにコメントしています。
「私たちはXRPLエコシステムにおいて強力で戦略的な関係を築いています。イベント、教育、統合を製品展開と連携させることで、Flareの技術をより広範なXRPLネットワークへとつなげています。このハッカソンは、XRPLとFlareインフラを直接結びつけるループを形成し、経済的なユーティリティ、ステーキング利回り、そして開発者の採用をXRPLエコシステムにもたらします。」
開発者コミュニティの役割とEasyAの存在
今回の協業には、スタートアップや開発者を支援するEasyAも関わっています。
EasyAアプリは100万人以上のユーザーを抱え、ハーバードからスタンフォード、ケンブリッジからオックスフォードに至るまで、世界最高峰の350以上のブロックチェーンクラブと提携し、次世代Web3アプリケーションのローンチパッドを形成しています。
現在、EasyAエコシステムの価値は40億ドルを超え、Ripple、Solana、Suiなど世界を代表するブロックチェーンにとって信頼できるパートナーとなっています。
このようにXRPL Commons、Flare、EasyAが連携することで、ブロックチェーンのユースケースはさらに拡大し、DeFiやクロスチェーン金融の新しい形が創出されることが期待されています。

Cryptide AIがポイントを解説
ここからは、Cryptide AIが分かりにくい部分をピックアップして解説します!
分かりにくい用語などを解説
- RWA(現実資産)とは?
- 現実の資産(不動産や株式など)をブロックチェーン上にトークン化して管理する仕組み。実際の資産とデジタル資産を直接結びつける役割がある。
- オラクル機能とは?
- ブロックチェーンは外部データを直接読み込めないため、オラクルが橋渡しをする。例えば株価や為替などをブロックチェーンに届ける役割がある。
- クロスチェーンとは?
- 複数の異なるブロックチェーンをつなぎ、資産やデータを交換できる仕組みのこと。今後のDeFiに欠かせない技術。
気になる点をピックアップ解説
「XRPLとFlareが連携すると何が変わるのか?」という部分をピックアップ解説します。
XRPLは決済処理の強みに加えて流動性も高いのですが、外部データとの接続が弱いというデメリットがありました。Flareはオラクルとクロスチェーン機能を持つため、この弱点を補えます。両者を組み合わせることで、実社会に近い形でDeFiが運用可能になります。
総合的なまとめ
今回の協業はXRPLの決済基盤が持つ強みとFlareのクロスチェーン技術を結び、EasyAが開発者を支えることで新しいユースケースの実現を目指すもの。結果として、ブロックチェーン活用の幅が広がり、次世代の金融サービスの可能性が見えてきたといえます。
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