USDT0、真のデジタル所有で金へのアクセスを現代化するXAUt0を発表

USDT0、真のデジタル所有で金へのアクセスを現代化するXAUt0を発表

プレスリリースのポイント

  • USDT0はTether Gold(XAUt)の進化版「XAUt0」を発表
  • XAUt0は、物理的な金地金に裏打ちされたデジタルトークンで、ユーザーに24時間365日のアクセスを提供
  • TON FoundationやThe Open Platformとの連携で、世界中にシームレスなデジタル資産アクセスと新たな経済的機会を創出
目次

XAUt0の特徴と背景

USDT0はTether Gold(XAUt)のオムニチェーン進化版「XAUt0」を発表しました。XAUt0は、世界有数のブロックチェーン上で最大規模の金裏付け型デジタルトークンを展開することを目的に設計された革新的なプロジェクトです。XAUt0の登場により、人類が最も信頼してきた価値の貯蔵手段である金が、かつてないほどシームレスかつアクセスしやすい形で利用可能になります。

従来の金投資は、金属ETFやトークン化された価格追跡ツールなどが主流でしたが、間接的な価格エクスポージャが中心で、保有資産を自由に使ったり移動したりすることができず、真の所有権も持てないという課題がありました。

2020年にスタートしたTether Gold(XAUt)は、実世界の資産をブロックチェーン上に持ち込み、物理的な金の信頼性とブロックチェーン技術の透明性を両立する画期的な試みです。XAUt0はこのコンセプトをさらに進化させ、Tether Goldの直接的な物理的所有権と、USDT0が提供する摩擦のないオムニチェーン流動性レイヤーを組み合わせています。

  • 各トークンは、「London Good Delivery」基準を満たす特定の金地金バー上の1トロイオンス(約31.1グラム)の所有権を表します。
  • スイスの金庫に安全に保管される仕組みとなっています。

XAUt0の活用方法とメリット

XAUt0は、主要なブロックチェーン上でシームレスに利用できるため、以下のようなさまざまな場面での活用が期待されます。

  • 融資や流動性プールへの組み入れ、さらには外国為替アービトラージといった金融革新の分野での活用が可能です。
  • 「24/7のアクセス」:伝統的な金市場が週末や祝日に閉じる中、XAUt0はいつでもどこでも売買や貸出が可能です。
  • 「安全なデジタルストレージ」:物理的な保管の手間や費用をかけず、デジタルウォレットで金の安全性を享受できます。
  • 「無限の分割可能性」:XAUt0は小口でも取引できるため、担保としての利用やポートフォリオの多様化に役立ちます。
  • 「物理的な交換オプション」:XAUt0はXAUtに交換でき、XAUtはスイス国内の住所に物理的な金として配送可能です。

TONとの連携と今後の展望

TON FoundationやThe Open Platformとの協力により、XAUt0の初期展開はThe Open Network(TON)上で行われ、Telegramエコシステム内の数億人のユーザーにも提供されます

The Open PlatformのCEO兼創設者であるAndrew Rogozovは、次のように述べています。

「XAUt0のTON上での初期導入は、世界中の人々がデジタル資産にシームレスにアクセスできるようにし、それを最も必要とする人々に新しい経済的機会を生み出すという我々の共通のビジョンを反映しています。」

また、USDT0とEverdawn Labsの共同創設者、Lorenzo R.は次のように語っています。

「USDT0では、私たちの使命は常に流動性を統一し、デジタル資産をブロックチェーンエコシステム全体で本当にボーダーレスにすることでした。XAUt0のローンチによって、その使命を金という人類史上最も長く信頼されてきた価値の保存手段にも適用しています。」

XAUt0がもたらす新たな価値

従来、Bitcoinが「デジタルゴールド」としてその希少性と信頼性で注目を集めていましたが、XAUt0は実際の金に裏打ちされたデジタル資産としての地位を確立します。

TetherのCEO、Paolo Ardoinoも、次のように述べています。

「XAUtは、トークン化された金の新しい基準を確立しており、各トークンはスイスで安全に保管された物理的な金の直接所有権を表しています。」

まとめ

今回のXAUt0の発表は、物理的な金資産とブロックチェーン技術の融合により、新たなデジタルゴールドとしての可能性を示しています。ユーザーは、24時間365日、柔軟かつ安全に金にアクセスし、金融サービスの多様なシーンで活用することが可能になります。今回の取り組みが、従来の金市場とデジタル資産市場の壁を取り払い、グローバルな資本の流れに一層のシームレスさと透明性をもたらすことが期待されます。

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